ねぇ、くるみ

猫と犬が好きです

靴ずれ

今回の出来事は、靴ずれと似ている。


なんか痛いなと思ってて、でも自分が選んだ靴だし、できれば長く履きたいし


自分の歩き方が悪いのかなって研究したりして、頑張ってもダメで


自分の足の形の方を変えようとしたりして、やっぱりダメで


でも、結局、靴を変えればいいだけなんだよね。

ただそれだけのこと。


買うときは魅力的に見えてたかもしれないけど、履いてみたら痛いってことよくある。


でも痛いからって自分が悪いわけではないし、まぁ、履き続けようと努力もした訳で



それでいいんじゃね?



と、ねこまんまは思うのである。


小説風

暑いなぁ、とねこまんまは思った。


一昨日から蝉が鳴き始めている。遠くに浮かぶ雲も、すっかり夏の形だ。


ねこまんまは毎年、このどちらかで夏を感じていた。いや、気温的には一ヶ月以上前から十分夏なのだが、風流的にはやはり、目や耳から夏を感じたいのだ。


ねこまんまが夏といって思い浮かべるのは、自身が小学生だった頃の風景だ。暑い日差し、うるさい蝉、皮がむけた肌、必死で漕いだ自転車。

いつも決まってたむろするのは駄菓子屋だった。もう、あのおばあちゃんも早くに天国へ行ってしまった。


これからも風景はどんどん変わっていくだろう。自分が小学生だった頃の、日本の夏はもう来ない。しかし、それでいいのではないか、とも思う。二度と来ないからこそ、焦がれる時代でもあるのだから。




ねこまんまは今年、妻になった。いずれ子をもうけたいと思っている。子どもにもいずれ、その子だけの夏が来るのだ。そして性懲りも無く、「お母さんの時代はね」などと話すのだろう。


夫とは、一緒にいられる時間が短い。私たちは、出会うのが少しばかり遅かったのだ。だからこそ、会える今を大切にしなければ、と思う。後悔はもう、したくないのだ。


今年も夏が来た。おかげさまで、二十数回目の夏を迎えることができた。これからは、夫も一緒だ。あと、何回夏を過ごすことができるのだろう。


そんなことを考えながら、クーラーの効いた部屋で、スイカバーを齧る。西瓜は嫌いなのに、スイカバーは好きなのだ。私にはいくつか、そういう所がある。


毎日決まって出かけなければならない用事もなくなって、体力は衰えていくばかりだ。夏バテなのか、他の理由なのか分からないが、これ以上自身の身体に脂肪をつけることだけは避けなければいけない。


もうすぐ、水着姿になる用事もあるのに。と、ぼんやり戒めつつも、やはりスーパーでポテトチップスに手が伸びてしまうねこまんまなのであった。

夏限定の梅味は、今しか食べられないのである。

お腹壊した

私の風邪はお腹に来ることが多いのです。特に夏。


今日はお店の人とたくさん話しました。

改姓手続きのためなんだけど、みんな入籍したって言ったら、「おめでとうございます♪」って言ってくれます。社交辞令だとしても、嬉しいです(^ω^)♪


私も、「夫」と言うたび、なんだか嬉しくなります。夫婦という実感が湧いてきます。


彼の薬指に光る指輪を見て、「あぁ…この人も人のものになっちゃったんだな…」としみじみ思って、「私のか」って思ったりします。


私は今、幸せを噛み締めているのかもしれません。


長らく、自分が幸せだと感じたことはありませんでした。いや、感じても忘れているか、当たり前だと思っていたのかもしれません。


でも今は、好きな人と結婚できて、手を繋いで歩けることが、なんて幸せなんだろうと思います。会えない時間を不幸だと感じるより、会える時間が幸せだと思えるようになったのかもしれません。


よく疑心暗鬼に陥る私でも、こんなに幸せになれるのですから、この指輪にはきっと魔力が込められているに違いありません。そして、その魔力の持ち主は夫なのです(`・ω・´)


私も彼の苗字と同じになったので、彼の家の血が流れてくることでしょう。私が魔法を使えるようになるのも時間の問題です。


魔法を使えるようになった暁には、彼にチョコミントアイスを買ってきてお腹いっぱい食べさせる拷問をします。私だったら、1秒でアウトです。


あと、ぴちぴちした新鮮な魚介類を食べさせる拷問もします。これは辛いことでしょう。


さらに、寝る前に手のひら全体で腰を圧迫してやります!彼は気持ちよくなって、読みたい小説も読めずに眠りに落ちることでしょう……( ◠‿◠ )なんと恐ろしい!!


これも、魔力の鍛錬に必要なことなのです。彼には内緒ですが、これから日々MPを上げる訓練をしようと思います。


おつかいクエスト

今、改姓手続きで色んなところをまわっているのですが


なんだかおつかいクエストみたい(笑)


まだフラグ立ってなかったりとか


レベルが足りなかったりとか


それを考えて、最も効率の良い方法で一つ一つ解消していくのが


気持ちいい!!!


余裕があるからできることなんだけどね。


あー余裕があってよかった(^ω^)♪




最近は、歩きながらよく薬指を見るんです。


私たちの指輪。きらきらしているけど、ちょっと変わってる。


水面の反射のような、森の木漏れ日のような。見ていて飽きない。


電柱にぶつからないようにしないとなぁ(笑)。



夫について

こんばんは。

エキセントリック花嫁こと、ねこまんまです。


先日、ハイスペック花婿こと、恋人と入籍をしました。晴れて夫婦となりました。


お披露目はまだ先ですが、お揃いの指輪をして手を繋いで歩いていると、なんだか感慨深い心持ちです。


そして、一番大きいのは苗字ですね。私は一刻も早く自分の苗字を捨てたかったのと、恋人の苗字になりたかったのとで、二つ返事で恋人の苗字になりました。


プロポーズの文句にもなるくらいですから、女性はやっぱり、嬉しいですよねぇ(^ω^)♪


さて、今日も今日とて恋人…じゃない、夫の帰りを引き留めてしまって、絶賛反省中の私です。

今日は、私の夫について語りたいと思います。


私の夫は、顔が綺麗だと私は思います。

元々の私のタイプは森山未來で、それとは全く違う顔なのですが、なぜか夫の顔は好きです。


どれくらい好きかというと、気がついたらじーーーっと眺めていたりします。目が特に好きなので、見つめてしまいます。


まつ毛がピャッとなってます。とてもかわいいです。


肌も綺麗です。私より、結構年上なのですが、本当かな?と思います(笑)。


肌は全身綺麗です。キメが細かいです(笑)。

毛は生えていますが、色が白いので見とれます。触りたくなるのです。


いつか全身剃ってほしいです。毛は嫌いではないのですが、一度だけ、つんつるてんを見てみたいです(*^o^*)


あと、汗をかいても臭くならないんです。というか、私が個人的に彼の匂いが好きなのかもしれませんが、夏の暑い中一日中歩き回った後に脇に顔を埋めても平気です。むしろ深呼吸してます。


私は変態なのかもしれません。彼と会う前は普通だったので、きっとうつったのだと思います。夫婦は似てくるというので、多分、そんな感じです。


私は思いついたことをすぐ言いたくなるので、好きだと思ったら口からそのまま出ます。彼はそれを笑ってごまかしたり、黙って流したりします(笑)。照れているらしいです。


照れている姿を見ると嬉しいです。ちょっと興奮します。


私の夫は、かわいい服が似合います。最近は、男物でもピンクや可愛い柄が売っているので、どんどん着せたいです。自分でも、水玉のパジャマとか買ってるので、多分好きなのだと思います。自分のことをかわいいと思っている証拠です。あざといです。


あと、彼は写真でよく上目遣いをします。あざといです。自分のことをかわいいと思っていr(ry


私は彼の髪型も好きです。頭の形が良くて、良く似合っています。よく触ります。


彼は動物がとても好きです。動物を見たときが、一番いい顔をします。実家の犬が羨ましいです(笑)。


彼は笑顔がとてもかわいいのです。彼のスマイルを撮ることが、私の生きがいです。




…なんだか、私にしか分からない相当フェチな話になっちゃいました。満足したので、ここで終わります。おやすみなさい。





聖人の話

あるところに、聖人がおりました。


聖人は、小さな頃から聖人でした。


聖人が生まれた村では、教会の子は皆聖人になるのだとされていました。


聖人は、何も疑わず聖人であり続けました。


聖人は、教会の主から深い愛情を受けて育ちましたが、


同時に厳しい掟も課せられていました。


聖人は、聖人であり続けるためならばと掟を守り続けていました。




ある日、旅の一団がやってきました。


村の長老は、教会で寝泊まりさせるよう主に命じました。


聖人は、精いっぱい旅の一団をもてなしました。


すると、ある青年から声をかけられました。


「やぁ君。なぜそんなにせこせこ働いているんだい?」


聖人は、それが私の仕事だから、と答えました。


「それをすると、君は賃金をもらえるのかい?」


と問われ、聖人は、いいや、と答えました。


「それならば、君は何のために働くのだ」


青年は酒を煽りながらけらけらと笑いました。


聖人は、逡巡してから一生懸命おもてなしをすればあなた方に喜ばれると思って、と言いました。


「違うね。君は僕らじゃなくて、主に喜んでもらいたいのさ。僕らが満足すれば、主は村長に褒められるからねぇ」


青年はそう言い残して立ち去りましたが、聖人は神妙な面持ちでその場に立ち尽くしていました。




数日後、旅の一団が帰る日がやってきました。代表の男はとても満足した表情で、主と握手をしていました。


聖人が見送りのために外へ出ると、あの嫌味な青年が待っていました。


「やぁ。数日間世話になったね。酔いに任せてなんだかんだと喋ったが、君は君の道を行くといい。人生は人それぞれだからな」


そう言って踵を返すと、あちらを向いたまま手を振って歩き出しました。




そして、




「ん?どうしたんだい?君は、」


聖人は、青年の隣を歩いていました。


「たまたま私の道がこっちなんでね。人生人それぞれだろ?」


聖人は前を見据えたまま言うと、青年は一本取られた、という具合に笑いました。


後ろからは主や他の聖人の呼ぶ声が聞こえます。


聖人が振り返って叫びました。思い切り大きな声で。


「あいにくこちとらもう聖人じゃないんでね!!!」


そのまま笑って青年の手を掴み、勢いよく走り出しました。


村の門を出る頃には、青年と少女の姿はもう、跡形も見えなくなっていましたとさ。


めでたし、めでたし





私の人生の代表となるものは何か

麻央ちゃんが言ってた言葉で印象的なものがある。


癌になったことが、私の人生の全てではない、みたいな言葉。


状況も状況だっただけに、すごく深みのある言葉だと思った。


私も、難のある家庭に生まれたけれども、

自分で選んだ訳ではないけれども、

そのことが、私の人生を代表するトピックではないんだよね。


何をピックアップするかは、個人個人で選べるんだよね。それは自由だ。


私はもうすぐ結婚する。苗字も変わって、いずれ実家を出て行く。


もしかしたら、すごく遠くかもしれない。離れたら分かることだってあるだろう。親や妻になったら、分かることも。


それまで、棚上げしててもいいんだと思う。もちろん、家庭の問題を解決することは私の役目ではない。今までは勘違いしていたけどね。


でも、自分の中で、そのしこりというのが解消するのはまだ先なんだろう。それを急がなくてもいいということだ。


というか、そういうものと一緒に生きて行くものなのだと思う。抱えなくてもいいけど、片隅に置いとく、くらいで。忘れてもいいし。


解消について、躍起にならなくていいってこと。いつか急にふっと無くなるかもしれないし、徐々に徐々に忘れていくかもしれない。


それはまだ分からないから、とりあえず棚上げ。自分は、自分の人生を生きる準備をしなければ。