ねぇ、くるみ

猫と犬が好きです

野田あすかちゃん

発達障害のあるピアニスト。
多分年上なんだけど親しみを込めて「ちゃん」(笑)。だってかわいいんだもん。
彼女知的障害は無いんだけど、見た目すごく幼いんだよね。行動とか。
私は金スマを見たんだけど、番組のスタッフが家を尋ねると、猫のフリをしてテーブルの下に隠れてるんだよ。普通、成人女性はしないよね。
じゃあ何故やるのかっていうと、発達障害の二次障害として発症した解離性障害の影響ではないかと言われているの。彼女は頭のいい国立大学も出ているし、先述のとおり知的障害はないはず。でも、彼女が発達障害と診断されたのは20歳を過ぎてからだったから、それまでかなり無理をして過ごしてきたはずなのよね。それが原因で発症したと。私も、自分が診断されておきながら解離性障害のことあんまりよく分かっていないんだけど、彼女の幼い側面は解離性障害が原因なんだと。逆に言うと、幼い行動をすることで、彼女は自分自身を守ってきたのかもしれない。私はそう感じました。多重人格(解離性人格障害)とはちょっと違うけど…彼女が昔そう振る舞った時に、嫌なシーンを回避できた経験があるのではないかな。彼女はそれを学習して、幼い自分を無意識に演じている。私の推測だけどね。
何故こんな話をしたかっていうと、まず単純に彼女のピアノに感動したっていうのと、もう一つは自分にも思い当たる節があったからです。私もとっくに成人はしているけれども、自分から見ても幼いと思う行動があります。でも、やっぱり年相応ではないと思って抑えているの。夫の前では、最初ものすごく格好つけてました(今はだいぶバレていると思うけど)。私の中では、それが一番自然体なんですね。目に付いたものに飛びついて、興味の対象がどんどん変わって、好きなことしか覚えていない。でも、私の家には、自分より精神年齢の低い大人がいたので、幼い頃から自然体でいることが難しかったんだと思います。
だから、今でも気を抜くと幼い行動が出ちゃう。だいぶ、社会的に抑制はされているけど(これでも)、ちょっと気を許しちゃったり、この人なら大丈夫って思うと、自然体の自分が出ちゃうのね。
そういう時は、後から嫌な思いしたかもな、とか、びっくりしたかもな、と反省するんだけど、まだまだ幼い自分が消化できていなくて、心の奥でもぞもぞしてるんだと思う。
一人の時間の時に思い切り退行できたらいいんだけど、私が一人の時は自分の面倒を見なければいけないので、完全にOFFることはできないのです。…分かるかしら。
自分がしっかりしてないと、誰も守ってくれないからね。でも、信頼している誰かが側にいると、ぴょろっと幼い自分が顔を出します。「ここならいいでしょ!」ってね。私もその時は判断が甘くなって、「いいよ」って言っちゃうんだけど。甘えてるんでしょうね。その人に。
だから夫とかには、色んな形で甘えが出ちゃうからいつも迷惑かけてすまんなって思います。でも、ツイッターとか見てると、甘えても「大丈夫」って言ってくれる人がいると、だんだん幼い自分が消えてくみたいね。いい意味でね。本当は小さい頃に消化されているべきものが、夫婦関係の中で消化された、みたいな。
私が子どもを持つのはまだ先かな(笑)。自分の中の子どもが、「大丈夫だよ」って言ってくれないと。それまでは、自分をしっかり甘やかそうと思います。