エキセントリック花嫁

遠距離新婚さん

現地の人々

現地の人は少し黒い。そしてガタイがよく、力持ちだ。イルデパンのホテルのおばちゃんはひとりで我々のキャリーケースを運んでみせた。

彼らはメラネシアの人々で、フランス人が嫌いで日本人が好きらしい。昔日本人が住んでいた歴史もあり、今でもタナカさんとかヤマモトさんとかがいるらしい。顔も、なんとなく日本にいても違和感がない顔をしている。血が混じってるのだから、近く感じて当然か。

彼らはフランス語の他に自分たちの言葉を持っている。ただし書くことはできない。メルシーと言っても、英語で返事が返ってくるのは、フランス語を使いたくないのだろうか。

彼らは働き者だがのんびり屋さんでもある。お昼休みは2時間で、バスは時間通りには来ない。そもそも時刻表が少ない。

待たされても全く怒らず、のんびり話しながら待っている。逆に言えば、時間を守るという概念があまり無い。落し物は届けない。神様がくれた贈り物だ。旅行中に落とした物は、返って来ないと思った方が良いだろう。

トイレに便座が無いことがしばしばあった。ヤンキーが壊しているのかと思ったが、真相は、彼らの恰幅が良すぎてよく便座を破壊しているとのことだった。治安がいいから、ヤンキーはあまりいないのかもしれない。

宗教はキリスト教で、村には教会があった。日曜にはミサが開かれる。お墓は、色とりどりの花で飾られていた。摘んだばかりの花ばかりだった。こまめに手入れされているのだと思った。