ねぇ、くるみ

猫と犬が好きです

真冬の南国

今更ではあるが、我々がバカンスを過ごした場所は、かの有名な「天国に一番近い島」である。恥ずかしながらその小説の存在すら知らなかったが、母親世代には大人気のようだ。「ザーッと降って、からりと晴れて」という、ニューカレドニアが舞台となった秦建日子さんの小説はこの間買って来た。すっかりニューカレドニアファンになってしまったので、読み終わり次第、森村桂さんの作品も読みたいと思う。


今専ら夢中になっているのは前野ウルド浩太郎氏の、「バッタを倒しにアフリカへ」である。たまたま、国内線の便が遅れてふたり合わせて¥1000の喫茶券をもらったため、本屋で使えるか尋ねたところ、使えるとのことだった。何を買おうか悩んでいると、入り口付近に平積みされていて、興味があったのを思い出したのだ。読みたいけど、自分の金は払いたくない。この本を買う絶好のチャンスだった。夫は、快く選択権を譲ってくれ、念願のバッタの本を買うことになった。もうすぐ読み終わるが、随所に写真も盛り込まれており、全く知らない文化や仕事について楽しく学ぶことができる。ただ、自分はバッタ博士にはなれないな、と思った。小さいバッタは好きだが。


外国人のカップルは、年齢を問わずイチャイチャしている。しかし、なぜか絵になる。日本人は相変わらず、慎ましく手を繋いでいるくらいだった。私の夫も、スキンシップが(少なくとも私よりは)激しい方だがすっかり慣れてしまった。外国に行けば、こんなにも普通なことなのかと思った。肩を抱き合って歩く老夫婦は、むしろ微笑ましかった。


南国に行けば虫がたくさんいるだろうと覚悟して虫除けや虫刺されの薬を何種類も持って行ったが、実際に使うことはなかった。むしろ、帰国した途端3ヶ所くらい刺された。向こうは真冬だから当たり前か。一応、気温は20度前半なのだけれども。

カーディガン一枚では寒いくらいだった。色の黒い人たちは薄いダウン的なものも着ていた。やはり、肌の色で寒さへの強さが変わるのだろうか。白い人たちはビキニで海を泳いでいた。


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(最近のマイブーム。刺し子。他には写真やゲーム、読書などが趣味である)


夫がこのブログの存在を忘れている気がする(笑)。寂しい。彼はひとりで寂しくないのだろうか?いや、寂しいと言っていたが。遠距離新婚さんとは、かくも辛いものか…。

美部

美部と書いてびぶ。

帰国してから体重増加がかなりやばいので、ひとり部活を立ち上げることにした。痩せることだけに重きを置かず、より健康に、より美しくなるための部活である。男女問わず部員募集中。


現地の人々は横断歩道で待っていると必ず止まってくれる。なんでも待つのが苦痛ではないらしい。のんびり親切ないい人たちだ。

主に漁業で稼いでいるらしいが、漁で使うブイを家の前に吊るしていて、その数が多いほど裕福なんだとか。漁のたびに持っていくのかね。

また、純粋な心の持ち主で、滅多に盗みなどは起こらない。私も、初めての海外旅行で緊張していたが、最後らへんは荷物から目を離すことも多くなった(他の国では絶対ダメ)。

なんでも、実用的なものが人気らしく、財布とタバコを置いていたらタバコだけ盗まれたという話もある。不思議だ。

街は落書きで溢れていたが、ゴミが落ちていることはなかった。日本の方が汚いと思う。やはり、働き者だから、逐一ビーチを掃除してくれているのだろうか。ホテルの周りを掃いているのを滞在中何度も見かけた。

ホテル自体も、まぁ日本に比べ設備は劣るが、綺麗にされていた。特に離島の方。趣があって、とても気に入った。ぜひまた行きたい。

それにしても、海外に行って改めて日本について気づくことがあった。トイレのハイテクさと、従業員の丁寧さだ。どちらも日本独自で、世界レベルの水準だと思う。向こうは便座がないこともしばしばだったので、日本で温かい便座に座った時はホッとした。

そして従業員の腰が低い。いや、海外の態度がでかいのか。プールの監視員なんか全然こちらを見ていやしない。ずっとイヤホンをつけてスマホを見ている。脚でリズムをとっているので、音楽でも聴いているのだろう。それで給料がもらえるのだ。昼休みは2時間。羨ましい(笑)。

しかし、お休みの多いフランスと少ない日本では、ある研究の成果が同じくらいだと聞いたことがある(バッタの本より)。結局、長く働いたって効率が落ちるだけってことだろうか。時間を限られた方が、集中する気もするな。


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(写真は旅行中夫が手に入れてくれたアルテマウェポン。イチゴ味。おいしい)

ペコ

自分が今まで似ていると思った芸能人はいないが、

強いていうならペコではないだろうか。

つり目で口が小さく、頰がふっくらしている。黒髪だしメイクもあまりしないが、彼女を縦と横に伸ばせば似ている気がする。


ネムーンについての記事が続いていたが、帰ってきてからはドラクエ11をしている。夫がファンなので買ってくれたのだ。私にとっては初めてのドラクエとなる(モンスターズはしたことがあるが)。

あとは互いの実家に行き、お土産を渡して少し話した。夫はあと1ヶ月もせずいなくなってしまうので、できれば式の準備も進めたい。


私は実家へ戻り、毎日茶色いモフモフを触っている。暖かいモフモフを1日15分触ると、ストレスが軽減されるそうだ。今日もモフモフする。

現地の人々

現地の人は少し黒い。そしてガタイがよく、力持ちだ。イルデパンのホテルのおばちゃんはひとりで我々のキャリーケースを運んでみせた。

彼らはメラネシアの人々で、フランス人が嫌いで日本人が好きらしい。昔日本人が住んでいた歴史もあり、今でもタナカさんとかヤマモトさんとかがいるらしい。顔も、なんとなく日本にいても違和感がない顔をしている。血が混じってるのだから、近く感じて当然か。

彼らはフランス語の他に自分たちの言葉を持っている。ただし書くことはできない。メルシーと言っても、英語で返事が返ってくるのは、フランス語を使いたくないのだろうか。

彼らは働き者だがのんびり屋さんでもある。お昼休みは2時間で、バスは時間通りには来ない。そもそも時刻表が少ない。

待たされても全く怒らず、のんびり話しながら待っている。逆に言えば、時間を守るという概念があまり無い。落し物は届けない。神様がくれた贈り物だ。旅行中に落とした物は、返って来ないと思った方が良いだろう。

トイレに便座が無いことがしばしばあった。ヤンキーが壊しているのかと思ったが、真相は、彼らの恰幅が良すぎてよく便座を破壊しているとのことだった。治安がいいから、ヤンキーはあまりいないのかもしれない。

宗教はキリスト教で、村には教会があった。日曜にはミサが開かれる。お墓は、色とりどりの花で飾られていた。摘んだばかりの花ばかりだった。こまめに手入れされているのだと思った。


腹を壊してでも食べたかったごはん

私は結局、ハネムーンのほとんどを腹を壊した状態で過ごしたことになるが、実際に丸々抜いた食事は無いと思う。

向こうは物価が高いのであらかじめ日本からカップ麺などを持ち込んでいたが、それを含めて意外と3食食べているのだ。

もちろん律儀に食べた分だけその都度排出されていたのだが、それでも食べたというのはよほど私の食い意地が張っているか、ごはんが美味しかったかのどちらかである。

フランス領なので、ごはんはおいしいと聞いていた。しかし、海の幸が売りだとも聞いていたので、私が食べるものはほとんど無いと思っていたのだ(私は海の幸が嫌いだ)。

実際は、海の幸以外にもパンや肉、日本食まで揃っていた。特にパンは、フランス領というだけあってとても美味しかった。そして安い。

そのおかげで、私はすぐに排出されることを知りながら食事を摂ることになる。結果、旅行先で倒れるということはなかった。不思議なことに体調が悪いのに腹は空くのだ。




私がこのブログを書く理由

①出来事を整理する

②考えを客観的にみる

③夫へ気持ちを伝える



ちょっと一回死んできた

お久しぶりん。

今さらではあるが、ハネムーンに行ってきた。行く前と行った後とでは、ハネムーンの意味合いが違うように捉えられた。前者はキャッキャウフフ、後者は、これから夫婦となる二人が病めるときも健やかなるときもお互いに支え合う練習、である。


もちろん楽しかった。特に私にとって初の海外だったので、手続きの煩雑さをぶん投げるくらいの感動があった。


しかしいかんせん、腹が痛かったのだ。いや、笑いごとではない。おかげで私は気分も機嫌も悪くなり、大喧嘩をしてしまった。夫はまた心に深い傷を負ってしまった。すまん。


いわゆる水あたりというやつだと思う。旅の途中で離島に行った途端腹を下した。今までに経験したことのない腹の下し方だった。おまけにいつもとは違う避妊薬のおかげで吐き気もあった。気分は最悪だった。


それでも、全てのオプショナルツアーに参加することができた。青い空の下、青い海を見ながらのサイクリングは最高だった。私が貧乏性であったのと、腹痛に波があったのがせめてもの救いだ。でなければ、せっかくのハネムーンで一日中寝ているところだった。


海外という心許ない場所で体調を崩すというのはとても恐ろしいことだった。しかし、そのおかげでたくさんの人の優しさに触れることができた。言葉は通じなくても、心は通じ合えるのだと感じた。


そして特に、夫には感謝してもしきれない。夫がいなければ、私は今頃無惨な姿でのたれ死んでいるかもしれない。彼は最高潮に機嫌の悪い私の八つ当たりを受けながらもスメクタというアルテマウェポンを手に入れてくれたのだ。いくら英語ができるといっても妻に罵られながら見たこともない薬を英語圏外で購入することは容易ではなかっただろう。腹が治ってから、彼は私の中で勇者になった。


病は気からというが、本当に病と気は繋がっているのだろう。未知の不安が私を押しつぶし、ついには爆発してしまった。多分、常用している薬があまり吸収されず、外に流れていっていたのだと思うが。


まだまだ修行が足りないと思わされた一件であった。そしてこれから、夫を大事にしなければならないとも思った。確かに夫にも足りない所はあるが、それは私も同じである。そこをお互いに補いあっていくのが夫婦。人生というダンジョンを共に進むパートナーなのである。


これからパーティの人数も増え、それぞれの役割にも変化があるだろう。変化を恐れず、流れに身を任せるのだ。なるようにしかならないことは、なるようにしかならない。腹を壊している時は、下すしかないのだ。


しかし結局治ったではないか。ガイドの言う通り、薬を飲んでから一度も下していない。お目当のマックにも行けた。何より、何ものにも代えがたい素晴らしい景色をこの目で見ることができた。自分の選択を、意思を全うできるのだと知った。


これから彼と生きるのが、少し楽しみになった。腹は下しても、心は下さないように。素直に助けてという気持ちが、大事なのじゃ。

「許し」

お久しぶり。

今日は父親が荒れてる。プリンター動かないだけで機嫌悪くなって、物に当たるんだもん。犬がかわいそう。


今日は私も大変でした。いつも散歩がてら登るちょっとした山があるんだけど、今日は下りで気分悪くなっちゃって。生あくびが出るし、まぶたは開かないし、目は上に向かないし。頭がぼーっとして、貧血みたいな感じ。

でも、ここで倒れてもしょうがないので、なんとか下まで降りました。熱中症なのか、なんなのか分からないけど、久々に倒れた時のこと思い出しました。


元々、生理をずらすために、トリキュラーからプラノバールに変えてるんです。プラノバールは、昔避妊に失敗した時、緊急に飲んだ薬。とても気分が悪くなったのを覚えています。

今回は、前回より量が減ってるのでそこまでないですが、やっぱりトリキュラーより強い薬なので副作用も強い。空腹時の気持ち悪さ、頭がぼーっとする、焦燥感、などなど…。説明できない辛さがあります。ホルモンすげー。


まぁ、いつもより負担かけてる訳だから、自分のこと気にかけとかないと。ハネムーン先で倒れたりしたら大変だしね。こまめに水分補給と、小腹が空いたら何か口に入れることを心がけます。


準備も明日完了します。リストもつくって、忘れものがないようにします。

初めての海外、不安だけど楽しみ。夫がいるから、きっと大丈夫。


家は荒れてますが、昨日餞別として我々夫婦あてにお金もらったのでよしとします。最近亡くなられた105歳のお医者様が、「許し」が大事だって言ってた。やられたからやり返す、ではなく、許す。難しいけど、許さないで一番苦しいの自分なんだよね。積極的に許していこう。


そうそう、今日の症状で、

あくび  だるい  目が開かない

で検索したんだけど、どうやら脳が酸欠状態らしいね。やっぱり血流がまだまだ戻っていないということか。安眠にはホットミルクがいいらしいぞ。最近牛乳から豆乳に代えてるから、何か欠けてるのかも?カルシウムが足りないとイライラするというし…。牛乳にあって、豆乳にないものってなんだ?小魚でも摂るか……。


それじゃ。今日から私の人生のキーワードは「許し」になったのじゃ。